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O2センサーの交換作業

 

以前から安定の悪いアイドリング改善対策の第一ステップとしてO2センサの交換を行うことにした。 アイドリングトラブルの要因には幾つかあるがV型エンジンは走行時にばらつきが無く排気臭がややあり白煙が少し多い等の症状が見られればO2センサの不良が疑わしい。

たけ号は以前からセンサのフォルトコードが出ていたので要交換事項である事は承知していたが燃費が悪い程度で実害が無いので放置していた。 しかしハンチングを起こし始めたので。。。

   

センサは左右のマフラが収束する車輌中央部下にあり750はV12気筒なのでお約束の2個となる。 ディーラーパーツ価格では1個3万もするが海外から1個7千円の破格値でBOSCHの正規品を調達した。

センサはカプラマウントなのでプラスチック部分に破損が無いか気になるところであるが幸いこれだけの熱害がある場所にも関わらず確認した状態も良好である。

   

O2センサは脱着に専用工具が用意されているが基本的にはオープンレンチやメガネレンチで対応可能である。 装着時よりも取り外し時のほうが固着しているため大変である、案の定全く動じない。。。(ーー;  

ケーブルを切断してクローズのメガネレンチとオイルリリーサーを使い再チャレンジするがビクトもしない(こりゃ駄目だ) 普通の人はもっと力があるのだろうが。。。 マッチャンとかまつさんが居ればなー力一発なんだろうが。

 

   

仕方が無いのでお世話になっている工場に手助けして頂いた。(笑)  工場でも手こずる程の固着であったので悪戦苦闘しても無駄であったようだ。

O2センサは8万キロ程度はもつとの事だが、たけ号は15万キロ使用したのでおおまかに見てあと10万キロは大丈夫だろう。

 

   

たけはメンテのためによく下回り点検を行う。

今回はマフラーハンガーも要交換で確認されたがこれは大した問題では無いので次回にしよう。 

それよりもフロント足回りのメンテをしなければアッパーアームジョイントが限界である。 年間4万キロを超える酷使状況では1年毎に総メンテである(超笑)

   

O2センサの交換後であるが、まず朝一のエンジン冷間時の始動でも極めて静かで安定したアイドリングで立ち上がる。 そしてエンジンレスポンスが明らかに向上しATのSモードに近い反応となった。 信号のストップ&ゴーで加速がいいのでATに負担が掛かりかえってそちらのほうが気になる程である、しかし加速時のエンジン音を聞いても明らかにインジェクターの音が以前と違い燃料噴射量が少なく希薄燃焼と言うか最適燃焼に戻ったようである。 

以前は片方のセンサ不良により片バンクのみ燃調が非常に濃い状態で不完全燃焼と左右バランスがとれにくい状況でDMEが一生懸命調整しようとフル稼働していた(爆)。 今回両センサを交換し燃調バランスもとれたためそういった部分も改善されたようである、しかしアイドリング不良の要因全てが解決した訳ではないので本来の超静かなアイドリングにまでは至っていない。

約6割程度の改善が見られたアイドリングの残りの問題は7万キロ近く交換していないプラグに残りのかなりの要因があるので次回はこれを総交換の予定である。 以前エリック氏の750を運転させて頂いたときにとても安定したエンジン状態を体感しているのでよりそれに近づけたいものである、ちなみにエリック氏の車輌は新車時から常にディーラーにて十分なメンテナンスを受け続けているので非常に状態がよいのである。 状態のよいV12機関はこれほどリニアな反応をするのかと感銘をうけたのであるが今回のメンテでかなり近づいたのだ。(^^)

   

 


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