車の設計と生産にはその国の基本技術やお国柄が顕著に現れます。 車は20世紀社会においてあらゆる生産技術の結晶と言えます。

 

 

◆ 車の生産技術って? ◆

 

 

今でこそ日本車は世界最高の品質を誇る日本製品として日本の生産技術力の代名詞と言えますが、戦後間もない頃は欧米では見向きもされないブランドでした。

 

この当時 国産車の生産に関わった技術者達はアメリカ本国のフリーウェイを我がもの顔で走るカブトムシ(フォルクスワーゲン)にたかだか時速100kmの最高速で抜きつぬかれつの競争を挑んで勝ち負けに一喜一憂していた時代 でもあります。

 

当時でも今のようにサーキットレース用に開発する自動車メーカーは数多く、レースで得られた貴重な情報が量産車にフィードバックが行われ車の生産技術発展向上に多大な貢献を果たしてきました。 これらは今もF1やWRC から果ては欧米のトラックレースといったものまであらゆるカテゴリーの車輌において行われると同時にエンターテイメントと市場の両立もさせいます。

 

一般に車と言うと乗用車だけを思い浮かべますが実際にはトラックや産業用車輌、果ては戦車に至るまでさまざまです。 まー極端に言うと戦争用の武器生産ができる国は当然ながら乗用車の生産技術も高いのですね。

 

 

◆ 車造りとお国柄 ◆

 

 

物造りには国民性というものが出ます。。。。 日本人はこの言葉に対して絶対に否定しないでしょう(^^; 高度成長期のメイドインジャパンにははっきり言って驚愕させられるものが多すぎます、いわゆる伝説が数多くありこれらがNHKスペシャルやプロジェクトXといったものにソース提供されている訳です。

 

◆ アメリカ車の場合 ◆

 

 

車造りも例外ではありません。  車大国のアメリカでは車は生活必需品であり足でもあります、靴を脱がない生活と同じく車は道具として酷使されます。 日本人は車に対してステータス性が強く殆どのオーナーが異常なほど大事にする事が 諸外国からは奇異に見られる程で、コイン洗車場で日々洗車に明け暮れる姿をクレージーだと言われます。 道を走っていてもボディが錆びて穴が空いた車や10年以上前の車 が走っている比率は極めて低い事からも分かります。(もちろん車検等国の制度の違いもありますが、それらを差し引いても異常です)  当然ながらアメリカでは耐久性が重要なファクターとなります、あの大柄なアメリカ人が乱暴にドアの開閉をしても壊れない、個々の操作スイッチ類は操作感や見た目よりも耐久性 を重視してきました。

 

そうしたアメリカ人が抱いた 日本車に対する驚きは細かな仕事や精度と耐久性が両立されていた事でした。 当時の国産車の品質でそんな評価が?と思われるでしょうが国産メーカーも日本国内向けと欧米向け仕様では耐久性の違うパーツを使っていた時代でその分割高な費用を払わされていた 事を国内ユーザーは果たしてどれだけ知っているでしょうか。

 

 

◆ イギリス車の場合 ◆

 

 

気高さが一番ともいえるイギリス車は職人的な装飾に労力が注がれています。 ジャガーやベントレーは誰もが認める走る調度品と言えます、しかしこれらは性能面であまり語られる事はありません。 先日最新型のベントレーの発表がありましたが燃費に至っては非公開となってました。 まー価格的に この種の車に乗るオーナーが燃費を考えるような人種では無い事は事実ですが。

 

 

◆ イタリア車の場合 ◆

 

 

芸術性を追求するイタリア車の中でもフェラーリは究極思考が非常に強く他に類の無い特別な存在感を持っています。 それもそのはずで殆どの車が職人による手作りでこれらは量産車とは区別すべき存在と言えます。  F1マシンに皮革職人が内装を施して売っているようなもので本来比較するものが無い部類です。

 

維持する事に対するその代償は恐ろしく高くつくもので基本的にメンテナンスは国内でまともに出来るものでは無く、本来は本国から設備や技術者が来なければベストな状態を保つのは非常に困難と言えます。

 

日本国内では乗る事よりも投資資産やステータスとして保有するユーザーが多く公道で満足できる走りができる場所も無いのが実情です。 特に超高級車に部類される車種は日々エンジンすら掛けられず室内に飾られていたりしますからね。 まーいわゆる宝石類と同じ扱いです(ーー;

 

 

あなたが外車に乗ろうと思うのなら

その車を作る国民性はとても重要と言えるかもしれません

少なくとも日本車・日本製と同じだと思わない事です。

 

 

◆ 何故ドイツ車が好きなのか? ◆

 

 

ドイツの国民性と言うのは非常に日本に似ている部分があります。 とても勤勉で物作りに対して頑固とも言えるこだわりがあり精巧緻密な技術を得意とします。 精度を必要とされる製品では有名なメーカーが名を連ねイタ車のように一極性が無いのが特徴的です、フェラーリはエンジンや芸術的センスはピカイチですが電子技術や車の精度 ・安全性等に関してはドイツ車にかないません。

 

車はあらゆる技術の結晶体ですからそのベースとなるものを数多くもつところがバランスのとれたよい車を作る事ができるのです。 ドイツでは精密機器に関する技術はカメラメーカー 等、素材に関する技術は化学メーカー等、そしてなにより車好きな国民性がアウトバーンという速度無制限の利用環境まで一般ユーザーに提供され技術と安全面の両立がなされてきた独自のフィールドがありました。

 

今や世界に名だたる自動車メーカーとなったホンダ技研ですが、当初車造りを始めたときには精度の高い部品を作るために精度の高い工作機械をとてつもない金額で海外から導入したと言う有名な話しがあります。 つまり当時の日本には部品精度向上に必要な工作機械そのものが無かったのです、精度を上げるためにはより高い精度で加工できなければ。。。。当然ですね。

 

私がドイツ車を好きになった理由はこの国の物作りに対する国民性からだと思います。 いろいろ外車の評価うんぬんで話しをしていくと好きだの嫌いだのと突き詰めていくとそのメーカー(お国柄)が自分に合っているかどうかである事に気付いたのです。 そういった意味ではBMWだけでは無く同じドイツ車としてメルセデスも好きな部類で す。  どうも誤解している人が多いようなのですがBMWとメルセデスのオーナーはお互いに仲が悪いと思っている人や妙に 敵視している人がいるようです。  これは単に虚栄心だけの問題で、輪を広げてアメ車やイタ車と比較するとひとくくりでドイツ車がいいと言う時限の問題です。

 

多くのメーカーや車種が存在する以上それらを保有するオーナーは少なからずとも比較や格付けをしたがるものです。 それぞれのオーナーには様々な思い入れがありその車と人生の時間を共有して楽しんでいるのですから誰も比較しようも無いのです。 それを他者を見下した表現や意見を持つものは自身もそれだけの価値しかないのだということを心にとめておきましょう ね。。。。

 

 

◆ ドイツ車はそんなに優秀か? ◆

 

ドイツ車が優秀なのは分かるが、日本車も今や世界一を争える技術と品質も持っているのではと問いかける人も多いでしょう。

 

確かにそうです。。。

 

品質と言う面では確かにそうです。 しかし車造りに対する考え方は残念ながら多くの点で10年遅れています。 あえて多くのと前置きしたのは一部のハイブリッド技術や省燃費・排ガス抑制技術については 日本の技術は紛れも無く世界一と言えるからです。

 

しかし今どきは国産車で当たり前の多くの機能が10年以上前のドイツ車には既に実用技術として装備されており、それらの多くは後に国産車が採用するという歴史を繰り返してきました。  日本メーカーも色々な装備特に世界初と言う幻惑が大好きのようですが、これらは的外れな装備が多く実用的で無いために後に無くなってしまったものが多いようです。 あのトヨタですら超音波式雨滴除去サイドミラーなんてのをやってましたが利用者からは全く役にたたんと不評でした。

 

本当はまだまだ書きたい事もありますが変な誤解を招くと困るのでこの辺で。(^^;